• 経営
  • 2017. 09. 28

売上目標の決め方と、その理由

私はネイリストではなく、技術も何もできないただの管理者です。

事業をオープンするときは、マンションの1室、スタッフ2名からスタートしました。

具体的にどうスタートしたかというと、主婦時代に貯金していた数百万を資本にしました。銀行から借入をしようとしても「技術者ではないから貸せない」「従業員全員辞めたら返済できないじゃないか」という理由で銀行にも相手にされなかったですからね。

だから、自己資金を全額投入。もし潰れたら一家心中になるかもしれない。全財産を投資してしまった夫に対する罪悪感、引き返せない責任感。

そして、断られた銀行に対して「いつか借りて下さいって言われるまでの会社になってやる!!」そんな悔しい気持ちで経営者一本でやってきました。

だから、売上や利益に対しては、人一倍シビアな会社だと思います。

私は毎日、全店舗の売上を見ています。

個人売上も、ほぼ全員分見ます。

でも、売り上げを上げなさい、とは言いません。否、言わなくなったの方が近いのかしら…。

創業して数年が経過した8年前、ネイル業界が盛り上がっていた時代で、お客様もたくさん来て単価も高かった時代がありました。売上が急スピードで上がり、集客媒体・看板などなど、私はどんどん店舗に投資をしました。

営業時代の経験もあり、どうしたら売り上げが上がるのか知っていました。

簡単です。売上ている人を褒めればいいんです。そして競わせればいい。

もっと派手にやりたくなって、出店ラッシュ。もっと売り上げてもらいたいから、多店舗と争わせたり、会議で一番売り上げが高い店舗を褒めました。すると、さらに売り上げは上がっていきました。

しかし、そんな時代は長くは続かず、無理が祟ったのか大量の離職者がでました。

人が売上を作る美容業。人が居なくなれば売り上げは下がり、経営危機に陥ります。

 

人がどんどん辞めていく中。私は、創業当時の金銭の恐怖感や、悔しいという思いや、立派になりたい、立派に見せたいという気持ちだけで、会社の規模を大きくしようとしていた未熟な経営者であることに気付き反省しました。

それから私は、

「人が辞めない会社づくりをしよう」

「会社都合ではなく、スタッフ1人1人が幸せである会社でありたい」

それが今の働きがいのある会社の原点だったように思います。

↑ 先日、家族を呼んでバーベキューを行いました♡子供の数がどんどん増える~♪

 

そんな株式会社ビューティースマイルがどんなフローで売上目標を立てているのか詳しくお伝えします(笑)

①全社の「年間の目標利益」を策定 ※目標は売上ではなく利益です

②全社の「年間の目標売上」を逆算で計算

③「店舗ごと」に目標売上を割り振る

④各店長が「月間の目標売上」を割り振る

⑤目標に合わせてキャンペーンなどを設定

⑥個人売上を各自で決める

・経営者の仕事としては、①~③まで。

・店長の仕事としては、④~⑤

・個人の仕事は⑥

インセンティブですが「店舗」が達成したらお給料に反映されるシステム。

個人ノルマや歩合給はありません。

 

売上を上げる理由は、会社に適正利益を残し、働くスタッフすべてに分配をするためです。

利益が上がれば、社会的信用が増え資金調達もできます。

それにより、多様な雇用・出店等、スタッフみんなの願いが叶えられたり

経営理念「いちばんに人を大切にする会社づくり」やビジョン、ミッションも叶う日が近くなります。

売上はただの手段であり、廻り巡っているもので、目的ではありません。

 

私は売上にシビアですし、毎日個人売上や店舗売上を見ますが、その理由は売上を上げて貰いたいというよりも、離職者が極力出ないようにスタッフやお店のコンディションを知るためです。

・売上の高いスタッフには、業務量、疲労度を心配し労い

・売上の低いスタッフには、モチベーションの低下が無いか心配し労い

・利益、リピート率の低い店舗には、ペルソナのミスマッチ等で問題が発生していないかを想像し改善します。

「スタッフは売上を上げるために毎日努力していることを前提に」私は会社のコンディションのバロメーターのような意味で売上を見ています。

 

経営者自身の売上の概念が変わってからは、離職者も6%以下で、有能なネイリストが入社してくださるので、ずっと売上と利益が右肩上がりで増えています。

8年前のネイル全盛期の時よりも、利益が出ている実績があるので、たぶん効果的なことだと思います。

人を大切にする時代なのかもしれませんね。

 

長文になりましたが、ご一読いただきありがとうございます(*´▽`*)

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