- コラム
- 2016. 10. 20
サロンワークが大事か? コンテスト(検定)が大事か?
ネイリストの皆さん、どーもです♪
“ネイル素人”の鈴木貴之です。
サロンワークが大事か? コンテスト(検定)が大事か?
この問いを僕は美容業界でもだけど、”ネイル業界”でよく聞く。
そして、よくその答えを迫られたりもする。
僕の答えは・・・
どっちも大事。
はい、セコイです♪
でも、僕にとってはこの話題は、そもそも比べられないものを比べているということな訳です。
例えるならば・・・
お父さんとお母さん、どっちが好きなの??
仕事と家庭、どっちが大事なの??
みたいな。
それはどちらも大切で、どちらも大事なもの。
比べること自体がナンセンスだということ。
だって、サロンワークでお客様を施術しなきゃ、ごはん食べられないでしょ!!
お客様を大切にしなきゃ、お客様に支持されなきゃ、継続的な収入は得られないわけだし。
“ネイリスト”は趣味ではなく、職業なのだから。
だからサロンワークは大切。
でも、最高のサービスをお客様へ提供しようとするならば、自分自身のレベルを上げていかなくてはいけません。それは技術やアートセンスだけでなく、接客とか、おもてなしの心とかも。
一言でまとめれば、僕らは常に”バージョンアップ”が必要だということ。
そのために、検定やコンテストは必要不可欠。
・真剣勝負の中にある、適度な緊張感からの意識UP!!
・目標がわかりやすい分、行動に移しやすいから、結果にも繋がりやすい。結果に繋がるからモチベーションが上がり、ワクワクの空気感を創り出せる。
・しこたま練習するので、お客様へ提供する技術の幅をどんどん広げることができる。
・センスやクリエイティビティを深掘りし、新しい自分を発見することができる。
・自分自身の作品に説得力や裏付けをもたらすことができ、自身の”自信”につながる。
・チャレンジするメンタリティや、アドレナリン溢れる感覚を楽しむ事ができる。
・モデルや、サロンスタッフさん達と、努力やそのプロセスや感動を分かち合う事ができる。
・日々のサロンワークでは得られない、また別のステージを楽しむ事ができる。
etc・・・・・。
とりあえず、ざっとこんなにも僕の視点で考えてもやる意味があるかなと。
そう思います。
でも、これらだけではやはりダメだと思う。
何故ならば僕らは、アーティストではなく、「アーティスト兼商売人」なのだから。
お客様と向き合い、自分のデザインやスキルでお客様に感動を届ける。
自分が好きなものを一方的に押し付けるのではなく、お客様の好みやご要望に合わせてこちらの提供するサービスを変化させていく。
そして最後には、お客様からそのサービスに対するお代をいただく。
ファッションデザイナーさんみたいな“アーティスト”さんは、最後のお金の回収までは自己責任で行わない。そのシーズンのトレンドに合わせて自分なりのコンセプトを表現し続ける。素材、シルエット、色・・・。ありとあらゆる方向から、そのシーズンの自分なりの打ち出しをする。
でも、お客様がどんな顔をして買って下さったかどうかは残念ながらわからない・・・。
それは、自分で考えた服を自分で店頭で販売していないから。
しかしながら僕らのネイルの仕事は、お客様の笑顔を直接いただく事ができる。
お客様から笑顔をいただかなくちゃ仕事にならないわけです。
だから、“アーティストであり商売人”なのです。
だからどちらも大切。
どちらかだけではいけないという事。
「検定一級目指します!!!」
だけではダメだという事。
その一級を取得するためにかけた時間、支えてくれた先輩や仲間や先生たちに感謝する心を持たなきゃダメ。そして、そこで得た高い技術によって、より多くのお客様を笑顔にしなきゃダメなんだから。
だから、コンテストや検定も大切なのです。
人から認められることで、僕らは頑張れる。
「凄いね!!よく頑張ったね!!」
これでまた頑張れる。
僕らは頑張ることで日々成長する。
その日々の成長はこの上ない喜びであり、楽しみ。
だから、僕らは頑張る場所を日々探していたりする。
ならばそんな場所に自分からどんどん参加すればいい。
今の業界に無いならそんなのガンガン作ればいい。
先月のJapan Creative Nailist Awardもそんな思いから有志でつくった。
よって、「サロンワークが大事か?コンテストが大事か?論争」は、ドロー!!!!
どちらも大切だということで。
全ては、ネイリストという仕事に僕たちが誇りを持ち、職業として成り立ち、その仕事を通して人生がHAPPYであるのであれば僕はそれでいいと思います。
とうことで、今晩はこの辺で♪
では!!
written by “ネイル素人”
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